葛は古来より根茎が食用および薬用に用いられてきた。
その花は秋の七草に数えられ、赤紫で美しいといえば美しい。
少なくとも花の部分だけをクローズアップすれば美しい。
しかし、葛の全体像をよく知っている人間からみると、葛は山に近いスペースを覆いつくす、しつこいつる性の雑草である。
なんでこんなやっかいな雑草が万葉集に謳われるのかと訝ってしまう。
葛はクズである。
しかし、今度は葛の花に薬効が発見された。
イソフラボンの一種が含まれていて、お腹の脂肪を減少させるのに効果があるのだという。
さっそくダイエットサプリになって売られているようだ。
そんな葛の花サプリのひとつに「ヘラスリム」というのがあるのだが、なんとこのサプリのことは台湾人の友人から教えられた。
日本に来た時に買ったとか、台湾に輸入されているとかではなく、台湾華語のサイトで知って日本からの直送で買ったのだという。
下記がそのサイト。
雑草、雑草とバカにしていたが、葛もなかなかやる。
葛はクズにあらず、か。
人間にもこの種の奴がいるような気がする。